脱Excel プロジェクトの近代化を促進する唯一のソリューション 総合プロジェクト管理ツール

株式会社システムインテグレータ

  • 社内導入によりプロジェクト管理業務を統合

 企業の合理化や近代化を実現するためには、ERPを活用して手作業や部分最適から脱却する必要がある。同じようにプロジェクト管理力を強化するためには、手作業や部分最適を改めてきちんとした統合システムが必要だ。そう考えて自らプロジェクト管理のERPと呼べるOBPMを自社開発したシステムインテグレータ社は、同時に最大限にOBPMを活用しているユーザーです。導入の狙い、苦労した点、成果などについて社長、開発部長、PMOの3人に話を伺いました。

抱える課題

理論や教育だけでなく、現場が使えるシステムがなければ合理化は無理 代表取締役社長  梅田

 当社のビジネスの中で、ECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping」とERP「GRANDIT」は製品販売にともないカスタマイズプロジェクトが多く発生しています。1つのプロジェクトの失敗は、10のプロジェクトの成功を台無しにします。これからのソフトウェア企業は近代化しなければ生き残れないという強い意志のもと、PMBOKの体系をベースとし、現場で使えるようなテンプレートツールを整備した「PYRAMID」というプロジェクト管理手法を策定して長年プロジェクト管理の強化に取り組んできました。

 しかし、ツールの改良や社員への教育、意識強化のための啓蒙などさまざまな努力を続けてきたのに、なかなか失敗プロジェクトはなくなりません。考えてみれば、お客様にはERPによる合理化を勧めるのに、自分たちは「Excel」などを利用した手動管理、部分最適化の寄せ集めでもがいているのです。

 「理論や教育だけでは無理、きちんとした統合システムを提供しなければ永遠に組織のプロジェクト管理力は高まらない。」これが長年取り組んだ結果の結論でした。

改革への決断

統合型プロジェクト管理システムを自社開発 PM開発部 小鹿部長

 昨今の飛躍的な技術進歩により、開発システムの構成・開発言語、開発手法は、著しく多様化しており、現在のプロジェクトでは、メンバの役割分担や求められるスキルが高度で複雑になってきています。

また、開発期間やシステムの操作性、デザイン性などユーザ要求が従来とは比較にならないくらい厳しくなっており、開発するシステムがどれだけユーザのビジネスにメリットをもたらすか等、費用対効果の面がより重要視されてきています。その状況の中で従来通りにプロジェクト管理をExcelなどのツールで遂行し、正確な情報の不足や情報共有の不足、生産性の低下からスケジュールのオーバーランや品質低下、予算オーバーなどの失敗が増え、プロジェクトの管理手法の改善が最重要課題として捕らえて、対応策を検討しました。

 そこで“脱Excel”、つまりExcelという表計算ソフトでプロジェクト管理を行うという愚行からの脱却を宣言し、PMBOKの9管理エリアを統合型ですべてカバーするという本格的なプロジェクト管理システムを自ら作成し、それを使って真の合理化改革を行うことを決断したのです。

社内導入のねらい

プロジェクトマネージメント情報を統合管理してリスク管理及び予測の精度向上

 組織としてのプロジェクトマネージメントとプロジェクト単体のマネージメントを統合して各マネージメント分野(コスト管理、スケジュール管理、リソース管理、etc)ごとに矛盾がない正確な情報から将来の開発状況を予測し、早期に課題を見つけて解決できるようにします。また、個人の経験を組織の経験として情報共有し、失敗は繰り返しません。

 そのため、従来のような属人的なやり方ではなく、体系的なプロジェクト管理手法を取り入れ、かつ、基幹業務への結び付きを強め、より多くのプロジェクトを成功に導くために、システムを導入しました。

導入苦労話

全員が理解して積極的に使うまでの道のりは長い

 統合プロジェクト管理システムの開発を社長が自ら行い、導入推進チームを組織してトップダウンで利用を推進。これほどの好条件にもかかわらず、現場では従来スタイルのままExcelで手管理している人が散見されました。技術者の中には、保守的でなかなか新しいことを覚えようとしない人がいるのです。

 そこで推進チームが定期的に各部門の利用状況をチェックし、利用状況が悪かったり間違った使い方をしていたりするプロジェクトを洗い出しました。まだExcelを使っている人(隠れエクセラン)がいれば、その理由を“優しく”ヒアリングします。そして、それが惰性の産物であれば改善を促し、システムの課題であればOBPMを改良し、ということを地道に続けました。

 OBPMの利用率を部門単位でまとめたレポートを社長に報告し、利用率の悪い部門は部門長の責任として指導します。この場合の利用率とは、全体ではなく、スコープ管理、リスク管理、スケジュール管理というように管理エリア単位での利用状況です。

 こうした利用状況調査と改善指導を定期的に繰り返すことにより、“濁っていた水がだんだん澄んでくる”ようになり、今ではほぼ100%全社員が使いこなすようになりました。こうした自社での導入ノウハウを「簡単、早い、わかりやすい、1ヶ月で導入できる導入推進ガイド」という手順書にまとめ、OBPMをご採用いただいた企業の導入・浸透に役立てています。

導入による効果@

手作業が大幅に減り、業務効率化に役立った

 当社は基幹業務システムに「GRANDIT」を採用しています。これまでGRANDITでカバーできていなかった勤怠・工数管理、原価管理、調達・原価管理、などの業務をOBPMでカバーし、GRANDITとOBPMを連携させることにより、会社業務における手作業がほとんどなくなり、最高レベルの合理化実現企業へと生まれ変わりました。

Object Browser PM 導入前

Object Browser PM 導入後

導入による効果A

2つの見える化が進み、失敗プロジェクトが激減しました。

 OBPMの導入効果の最大のポイントは2種類の“見える化”です。1つは、一元管理による“見える化”です。情報が現場リーダー内に保管されるExcelと違い、OBPMではすべてのプロジェクト情報がサーバーに一元管理され、経営者や上長、PMO、プロジェクトメンバーがそれぞれのアクセス権限内でリアルタイムに情報を見ることができます。コストや進捗などで課題のある“要注意プロジェクト”をパッと一覧表示させたり、先行着手後2か月も契約がないプロジェクト、検収後もコストが継続して発生しているプロジェクト、など課題を抱えるプロジェクトを簡単に抽出・表示して対策を講じることができます。

 もう1つは、将来の“見える化”です。たとえば原価管理は多くの企業でシステム化されていますが、ほとんどは実績の管理しかできておらず、将来の原価見込みはExcelなどで別管理しています。OBPMは“脱Excel”を実現していますので、実績だけでなく今後の見込みも自動的に計算表示されます。毎月の月次処理のタイミングで、このまま進んだ場合の原価や利益の予測数値が自動計算表示されますので、問題プロジェクトの「早期発見、早期治療」ができるようになりました。

 こうした2つの“見える化”効果により、導入・運用が軌道に乗ったあたりから失敗プロジェクトが激減し、プロジェクトの平均利益率が向上してきました。

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